別れてからしばらく経つのに、ふとした瞬間に元彼のことを考えてしまう。つい元彼のSNSを見てしまったり、新しい出会いがあっても比べてしまったり。「いつまで引きずるんだろう」「どうすれば忘れられるの」と、自分でもどうしていいか分からなくなることがありますよね。
まずお伝えしたいのは、元彼を忘れられないことは、あなたが弱いからでも、おかしいからでもありません。大切に思っていた人との関係が終わったのですから、気持ちがすぐに切り替わらないのは自然なことです。
前に進むためには、無理に忘れようとするより、思い出すきっかけと少し距離を取り、気持ちを言葉にして整理し、今の生活に目を向ける時間を少しずつ増やしていくことが手がかりになります。この記事では、忘れられない理由として考えられることと、気持ちとの向き合い方を順番にお伝えします。
元彼を忘れられないときに試したいこと
1. 忘れられない自分を責めない
2. SNSや思い出の品など、思い出すきっかけと距離を取る
3. 気持ちを書き出したり、信頼できる人に話したりする
4. 今の生活に、小さな楽しみを足していく
どれも、すぐに気持ちが軽くなると約束できる方法ではありません。それでも大丈夫。できそうなものをひとつ選んで、自分のペースで進めていきましょう。
忘れたいのに忘れられないのは、本当につらいですよね。まずは「今はまだ忘れられなくていい」と、自分に言ってあげるところから始めてみませんか。
元彼が忘れられないのは、おかしいことではない
元彼のことを思い出すのは、その人と過ごした時間があなたにとって大切だったからかもしれません。楽しかった思い出も、うまくいかなかった後悔も、すぐに整理がつくものではありません。
「早く忘れなきゃ」と自分を急かしたり、忘れられない自分を責めたりするのではなく、「それだけ大切な関係だった」と受け止めるところから始めてみましょう。
元彼が忘れられない理由として考えられること
元彼を忘れられない理由は、人によってさまざまです。下の表は、気持ちを整理するための説明用の例です。いくつか重なっていることもあります。
| 考えられる理由 | 例 |
|---|---|
| 楽しかった思い出が多い | 一緒に行った場所や、よく聴いた曲で思い出してしまう |
| 別れ方に納得できていない | 理由がよく分からないまま別れた、話し合えないまま終わった |
| 後悔が残っている | 「あのときこうしていれば」と考えてしまう |
| 生活の一部になっていた | 毎日の連絡や週末の予定がなくなり、ぽっかり空いた感じがする |
| 思い出すきっかけが身近にある | SNSで近況が見える、もらった物が部屋にある |
| 寂しさを埋めたい | 元彼そのものより、ひとりの寂しさがつらい |
自分に近い理由が見つかったら、それに合わせて次の章の方法を選んでいきましょう。たとえば、別れ方に納得できていないなら気持ちを書き出す、思い出すきっかけが身近にあるなら距離を取る、といった選び方ができます。
前に進むためにできること
ここからは、元彼が忘れられないときに試したいことを紹介します。研究で分かっていることと、気持ちを整理するための提案を分けてお伝えします。
無理に忘れようとしない
「忘れなきゃ」と強く思うより、「思い出してしまうのは今は仕方ない」と認めてあげても大丈夫です。思い出したときは、無理に打ち消そうとせず、「また思い出したな」と気づくだけにしてみましょう。
SNSや思い出の品と距離を取る
元彼のSNSを見ることについては、参考になる研究があります。464人のデータを分析した研究では、Facebookで元交際相手のページを確認する行動と、別れについての今のつらさの大きさ、元交際相手を恋しく思う気持ちの強さ、個人的な成長の低さとの関連が報告されています(Marshall、2012年)。
これは関連を調べた研究で、SNSを見ることがつらさの原因だと証明したものではありません。また、対象はFacebookで、ほかのSNSは調べていません。それでも、元彼のSNSを見るたびに気持ちが沈むと感じるなら、ミュートにする、アプリを開く回数を決めるなど、見ない工夫をしてみるのもおすすめです。思い出の品も、捨てるかどうか決められないなら、箱にしまって目に入らない場所に置いておくだけでもかまいません。
気持ちを書き出す・人に話す
同じことを何度も考えてしまうときは、ノートやスマートフォンのメモに、今の気持ちや、別れについて思うことをそのまま書き出してみましょう。きれいにまとめる必要はありません。
話を聞いてくれる友人や家族がいるなら、気持ちを言葉にして話してみませんか。話すだけで、少し気持ちが軽くなることもありますよ。アドバイスがほしいのか、ただ聞いてほしいのかを最初に伝えておくと、相手が聞き方を選ぶ手がかりになります。
今の生活に小さな楽しみを足す
元彼と過ごしていた時間がぽっかり空いていると感じるなら、そこに小さな楽しみを足してみましょう。行ってみたかったお店に行く、新しい習い事を始める、友人と予定を入れるなど、大きなことでなくてかまいません。
全部をいっぺんにやる必要はありません。今日できそうなことをひとつだけ選んでみてくださいね。
こんなときはどう考える?
元彼が忘れられない気持ちは、置かれている状況によっても少しずつ違います。よくある状況ごとに考え方をまとめました。
振ったのは自分なのに忘れられない
自分から別れを選んだ場合でも、相手を大切に思っていた気持ちがなくなるわけではありません。「自分で決めたのに」と責めるより、別れを選んだ理由と、今も残っている気持ちの両方を書き出して、落ち着いて見比べてみましょう。
新しい彼氏がいるのに思い出してしまう
新しい恋人がいても、元彼のことをふと思い出すことはあります。思い出すこと自体を、必要以上に責めなくて大丈夫です。ただ、今の彼と元彼を比べてしまって苦しいときは、今の彼のどんなところを大切にしたいかに目を向けてみましょう。
結婚後も思い出してしまう
結婚してからも、昔の恋人を思い出すことはあるかもしれません。思い出すだけなら、自分を責める必要はありません。ただ、元彼と連絡を取りたい気持ちが強くなっているときは、今の家族との関係や、自分が本当に大切にしたいものを、一度立ち止まって考えてみてください。
元彼から連絡が来て気持ちが揺れている場合は、元彼から連絡が来る理由の記事も参考にしてください。
つらさが続くときは、ひとりで抱えないで
元彼のことを考えて眠れない日が続く、食事がとれない、仕事や学校に行くのがつらいなど、日常生活に影響が出ているときは、ひとりで抱え込まないでください。信頼できる人に話すほか、専門の相談窓口を利用することもできます。
悩みや不安を相談できる窓口
厚生労働省の「まもろうよ こころ」では、悩みや不安を抱えて困っているときに相談できる電話やSNSの窓口を紹介しています。心や体の不調が続くときは、医療機関に相談することも考えてみてください。
まとめ:忘れられない自分を責めずに、少しずつ前へ
元彼が忘れられないのは、それだけ大切な関係だったからかもしれません。無理に忘れようとしなくて大丈夫です。
思い出すきっかけと少し距離を取る、気持ちを書き出したり人に話したりする、今の生活に小さな楽しみを足す。できそうなことからひとつずつ試しながら、自分のペースで前に進んでいきましょう。つらさが日常生活に響いているときは、ひとりで抱えずに、身近な人や相談窓口を頼ってくださいね。
