相手の投稿を見ながら、「話しかけてみたいけれど、突然送って変に思われないかな」「何て言えば自然だろう」と、メッセージを入力しては消していませんか。
好きな人への最初のDMは、実際に一緒に話したことや、相手がやり取りしている話題からひとつ選んで考えてみるのがおすすめです。必要であれば自分が誰かを名乗り、感じたことや聞きたいことを短い一通にまとめます。もし直接の接点がなく、相手が個別のやり取りを望んでいるか分からないときは、今日は送らないでおくという選択も大切です。
告白や会話を長く続けることを急がず、自分が事実として伝えられる接点と、今回の用件を整理してみましょう。返信を待つ間に追加でメッセージを送る必要はありませんし、やり取りを長く続けることだけを目標にしなくても大丈夫です。
話しかけたい気持ちがあると、あれこれ考えて迷ってしまいますよね。まずは無理に親しさを演出しようとせず、自分と相手の間にある実際のきっかけを確かめることから始めてみませんか。
以下の例文は編集部が作成した架空の例です。ご自身の実際の接点や会話に当てはまる事実へ置き換えてお使いください。
| 今の接点 | 話題と一通の例 | 送らない・続けない条件 |
|---|---|---|
| 面識があり、会話したことがある | 共有した会話から。 「先日の勉強会でご一緒した△△です。教えていただいた本、読み始めました」 |
実際には話していない内容を口実にしない。返事がなければ追加しない |
| 面識はないが、共通の場で交流した/本人がその話題のDMを募集している | 交流した内容や募集された話題に限定。 「映画のおすすめをDMで募集されていたので送ります。私は〇〇が好きです」 |
共通の知人・趣味があるだけでこの行を選ばない。募集された範囲を越える連絡先・私生活の質問へ広げない |
| SNSで見る・フォローするだけで、交流を望むか分からない | 今は送らない選択を考える。 会話の口実を作るための投稿やタグ付けは控える |
フォローや閲覧を会話への了承と扱わない。別の手段で接触を重ねない |
好きな人への最初のDMは、実際の接点をひとつ
好きな人へ送る最初の一通は、お互いに実際に共有した出来事や、相手がやり取りしている話題をひとつ選ぶことから組み立てます。相手がこちらを誰だか分からない場合はまず名乗り、今回の話題をひとつだけ簡潔に伝えましょう。
送信する目的を整理するために、今ある実際の接点をそのまま言葉にしてみてください。送る時間も、すでに知っている相手の予定と、自分が無理なく過ごせる時間をもとに考えてみましょう。
話したことがあるなら、そのときの話題から
直接話したことがある相手なら、そのときに交わした会話の続きや、実際のお礼、共通の活動を話題の材料にします。
たとえば、以前相手に教えてもらったおすすめのカフェに行ったことや、仕事や趣味の集まりで話題に上がった本を読んだことなど、実際に共有した事実があれば、不自然な口実を作らなくても自然な一通が作れます。
ただし、同じ職場や活動の場にいるからといって、仕事の用件を装って私的な雑談へ誘導するような送り方は控えましょう。また、その場で既にお礼や用件を伝え終えているのであれば、DMを送るためだけに改めて同じ話題を作り直す必要はありません。
SNS上の接点は、実際の交流と閲覧だけを分ける
SNSでつながっている場合、共通の趣味があることや、共通の知人がいること、お互いにフォローしていることだけで、個別の会話を望んでいると判断することはできません。
この記事では、共通の投稿のコメント欄などで実際に言葉を交わした内容や、相手自身が「おすすめを教えてほしい」などとDMで募集している話題を材料にする方法をご提案します。その際も、募集されたテーマの範囲にとどめ、私生活についての立ち入った質問などへ広げないことが大切です。
もし「投稿を見ているだけ」「フォローしているだけ」という段階で、自然に話しかけられる共通の出来事が見当たらないときは、無理に口実を探さず、今はDMを見送るという選択をするのが自然です。相手に気づいてもらおうとして、意図的なタグ付けをしたり不自然な投稿を重ねたりすることは控えましょう。
名乗り・話題・感想を、自分の事実に置き換える
メッセージの基本構成は、「必要な名乗り + 実際の接点 + 感じたこと、またはその話題について聞きたいこと」です。これらすべてを必ず詰め込む必要はありません。
質問を入れる場合も、「何を聞きたいのか」をひとつに絞りましょう。相手に返信を促すために無理に疑問形で終える必要はなく、お礼や感想だけで一通を締めくくっても構いません。
たとえば、以下は「〇〇の集まりでカフェを教わり、実際に行った」という架空の設定です。事実にない出来事を足すのではなく、伝えたいお礼を中心に書き換えます。
【見直したい文の例(架空の例)】 「こんにちは!いつも投稿見てます。最近忙しいですか?そういえば休日はどこか出かけたりしますか?おすすめのお店とかあったら教えてほしいです!」
【整理した文の例(架空の例)】 「こんにちは、〇〇の集まりでご一緒した△△です。先週おすすめしていただいたカフェに行ってみました。落ち着いた雰囲気でとても素敵でした。教えてくださってありがとうございました!」
※上記の例文は編集部が作成した架空の例です。ご自身の実際の接点に合わせて置き換えてください。
この例では、近況や休日の質問を外し、実際に教えてもらったカフェの感想とお礼に内容を絞っています。自分の文でも、今回伝えたいことが何かを見直してみてください。
親しみを込めて書いたつもりでも、受け取る相手にはどう読めるでしょうか。送信ボタンを押す前に、一度読み返してみてくださいね。
メールの口調伝達を扱った研究(Krugerら, 2005:Study 2)では、大学生が皮肉か真意かを伝える課題に取り組み、メールで伝えた場合に、相手が正しく解釈できる度合いを実際より高く予測する結果がみられました。
Instagramの初DMや恋愛感情、短文の効果や返信率を直接調べた研究ではありません。この記事では、意図どおり伝わると決めつけずに読み返すことを、編集部からの提案としてお伝えしています。
返信が来たら、届いた話題に答えてから続けよう
相手から返信が届いたら、まずは届いた内容に対して一言返し、自分がさらに話したいことがある場合だけ続きを添えるようにします。毎回新しい話題を探したり、必ず質問を重ねたりする必要はありません。
「会話を途切れさせてはいけない」というプレッシャーから離れ、自分自身が相手と何を話したいのかを大切にできるからです。
話題が返ってきたら、感想や自分の話を少し添える
相手から返信があったときは、その言葉を受け止めたうえで、自分の感想や実際の出来事を少し添えてみてください。
たとえば、相手に勧めてもらった本を読み、その感想を送った後で、次のような返信が届いた場合を考えてみましょう。
【架空の会話例】
- 相手:「読んでくれたんですね!あの本の後半の展開、引き込まれますよね」
- 自分:「そうなんです!特に主人公が決断する場面が印象に残りました」
※上記の会話は編集部が作成した架空の例です。実際の会話内容に合わせて置き換えてください。
さらに気になる点があれば「〇〇さんはどの場面が好きでしたか?」とひとつ尋ねてみてもよいですし、感想を共有できたところで「教えていただき本当にありがとうございました」とお礼を伝えて区切ることもできます。どちらの選び方をしても問題ありません。
短いお礼やリアクションで終わる会話も残す
相手から「ありがとうございます!」「良かったです」といった短い返信が届いて用件が済んだ場合は、無理に新しい質問を足さず、そこで会話を終える選択も自然です。
返信が短かったり、スタンプやリアクションだけで返ってきたりしたからといって、興味がないと決めつける必要はありません。単に用件が一段落した状態かもしれませんし、やり取りのペースは人それぞれです。相手からそれ以上の展開を求められていない場面では、こちらから丁寧にお礼を伝えて気持ちよくやり取りを終えましょう。
何往復やり取りを続けるかや、返信まで何時間置くかといった駆け引きを意識する必要はありません。会話を長く続けること自体を目的にせず、用件が済んだところで一区切りにしてもいいですね。
会話が数往復で終わると寂しく感じるかもしれませんが、最初から長く続けようと気負わなくて大丈夫です。お礼で終えることも、自分の選択肢に入れてくださいね。
なお、相手からストーリーに届いた「いいね」の意味を考えたいときは、Instagramのストーリーへの「いいね」についても参考にしてみてください。DMへの返信とは問いを分け、本稿では好意の判断材料にはしません。
返事がないときは、返答を求めて追加しない
メッセージを送った後に返信が来ないときは、相手の理由をあれこれ推測しようとせず、返信を求める追加のメッセージは送らないでおくのが適切な対応です。また、もし相手から「連絡を控えてほしい」という意思を伝えられた場合も、それ以上の連絡は重ねずにやり取りを終えます。
返信がない理由は分からなくても、今回は返事を求める連絡を重ねずに終える、と自分の行動は決められます。
相手から返信がない状況にはさまざまなケースが考えられます。
| 状況の例 | こちらの対応の目安 | 控えておきたい行動 |
|---|---|---|
| 返信がない | 返信を求める追加のメッセージは送らない | 「見てくれましたか?」「忙しいですか?」と催促する、別の話題を重ねて送る |
| 用件が済み、短い返信で終わった | 「ありがとうございました」と一言添えて区切る | 会話を長引かせるために無理に新しい質問を続ける |
| 連絡を控えてほしいと伝えられた | 「分かりました、失礼しました」と伝え、連絡を終了する | 理由を問い詰めたり、別のアカウントや別の連絡手段から連絡したりする |
※上記の対応例は編集部が作成した行動の目安です。
相手のストーリーズが更新されていたり、オンライン状態が表示されていたり、既読がついたように見えたりしても、そこから相手の気持ちを断定することはできません。返事をもらいたいからといって、相手の別の投稿へコメントを連投したり、別のアカウントや別の連絡手段を使って連絡を試みたりすることは控えましょう。
また、「何日待てばもう一度送ってよいか」というような一律のルールはありません。今回はプライベートな雑談のきっかけとしてのDMですから、返答を求める必要はないと考えましょう。もし仕事や共通の活動などでどうしても必要な業務連絡がある場合は、プライベートなDMでのやり取りとは完全に切り離し、本来の連絡手段で行う必要があります。
返信が来ないと、何度も画面を確認したくなってしまいますよね。送った後はスマートフォンから少し離れて、温かいお茶を飲んだり好きなことをしたりして、自分の時間を穏やかに過ごしてくださいね。
すでにLINEでやり取りしていて、返信が遅くても丁寧なことについて考えたい場合は、遅いけれど丁寧なLINEについても参考にしてみてください。
好きな人にDMを送りたいと思ったときは、まず自分と相手の間にある実際の接点を振り返り、一通のメッセージを手元のメモに書き出してみましょう。そして、「今は送らないでおく」「返事がなければ追加しない」という選択肢も大切にしながら、自分の気持ちに無理のない一歩を選んでみてくださいね。
