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物の受け渡しで手が触れる男性心理は?脈ありと接し方

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職場で女性と男性が資料を受け渡す場面を、淡いピンクとラベンダーの手描き少女漫画風で描いたイラスト

職場で書類やペンを受け取ったとき、相手の男性と指先や手が触れて「偶然かな?それともわざと?」「私に好意があるのかな」とドキッとしたことはありませんか。一度だけでなく何度か同じようなことがあると、相手が何を考えているのか気になってしまいますよね。

結論からお伝えすると、物の受け渡しで手が触れたという事実だけでは、わざとか偶然か、脈ありかどうかまでを判断することはできません。

物の持ち方や差し出すタイミングのずれ、物を落とさないように支える動作など、恋愛感情とは関係のない理由も十分に考えられるためです。

あなたが相手に好意を持ち、話してみたいなら用件のお礼から会話を広げ、まだ迷うなら普段どおりに接して様子を見、手が触れるのが嫌なら机やトレイを使った渡し方を選ぶことができます。相手の心理を当て推量するのではなく、あなた自身の気持ちを大切にしながら次の接し方を選んでいきましょう。

手が触れたあと、あなたはどうしたい?

今の希望に近いものを一つ選ぶと、接し方の例と本文の場所を読めます。迷う場合は、今いちばん必要な対応を選んでください。相手の好意を判定するものではありません。

用件のお礼から、短く話してみる

手が触れた事実だけで好意を断定することはできませんが、あなたが相手と話してみたいと感じるなら、用件のお礼から自然な会話を始めてみましょう。たとえば「ありがとうございます、助かりました」と一言添えるなど、仕事の流れに合わせたやりとりが自然です。相手を試すために触れ返したりする必要はありません。詳しい会話の工夫は本文の嬉しいなら、お礼から短く会話するをご覧ください。

今は保留しても大丈夫

相手の意図も自分の気持ちも分からないときは、その場ですぐに結論を出す必要はありません。必要な用件には普段どおり返し、受け渡しの状況や相手の実際の言葉を落ち着いて整理してみましょう。触れた回数や表情を深読みするより、自分がどう接したいかを大切にしてください。詳しい考え方は本文の迷うなら、いったん保留してよいをご覧ください。

机やトレイに置いてもらう方法も

手が触れるのが嫌なときは、相手の理由が偶然でも意図的でも、机やトレイに置いてもらう受け渡し方を選ぶことができます。安全に置ける場所であれば、「ここに置いてもらえると助かります」と希望を伝えてみましょう。相手の心理を証明できなくても、受け取り方を相談して大丈夫です。具体的な伝え方は本文の嫌なら、手が触れない渡し方を選ぶをご覧ください。

一人で抱えず、相談する道も

不快な接触が続く場合や立場上断りにくい場合は、一人で相手に伝えることを前提にせず、距離を保ちながら相談を検討しましょう。日時や場所、具体的な状況をメモに残し、信頼できる人や職場の窓口へ共有してください。社内で相談しにくいときは公的な相談窓口(総合労働相談コーナー等。公務員等は窓口が異なります)も利用できます。詳しい手順は第4章嫌な接触が続く・断りにくい職場ではをご覧ください。

目次

物の受け渡しで手が触れる男性心理は?

物の受け渡しで手が触れる背景には、好意だけでなく受け渡しの動作から考えられる説明もあります。触れた側の気持ちを一つの理由だけに絞ることはできません。

その場の状況に合わせて考えられる説明としては、たとえば次の3つが挙げられます。

1つ目は、物の持ち方や受け取るタイミングが重なった場面です。 たとえば、細いペンの同じ側へお互いに指を伸ばしたときなどは、どちらにも特別な意図がなくても、手の位置が自然と重なって触れてしまうことがあります。

2つ目は、物を安定して受け渡すために支えていた場面です。 たとえば、相手がしっかり持ったことを確かめるまで手を添えていた場合、物を落とさないように支える動作の途中で指先が触れることがあります。

3つ目は、親しさや好意を表したかった、という解釈です。 気になる相手なら期待したくなる可能性ですが、わざと触れた可能性と、恋愛感情や交際したい気持ちがあるかどうかは別の事柄です。「手が触れたから本命に違いない」と短絡的に結びつけることはできません。

人と人との身体接触の許容範囲を調べた研究(Suvilehto et al. (2015))では、情緒的な結びつきと触れられてよい範囲の広がりを分析した際、手の領域では情緒的な結びつきの強さと触れられてよい範囲との関連が観察されなかったことが報告されています。ただし、この研究は欧州5か国の回答者が「触れられてよい身体の範囲」を自己申告した調査であり、物を手渡す男性の本心や接触の動機を判定したものではありません。

このように、受け渡しの動作には複数の理由が考えられます。それでは、「一度だけでなく何度も触れる場合」はどう考えればよいのでしょうか。

わざと?何度も手が触れると脈ありなの?

受け渡しで手が触れる回数が多かったり、触れた後に相手が笑ったり照れたりしたように見えたりしても、それだけで脈ありかどうかを判定することはできません。

「何度も触れるからわざとに違いない」「照れていたから好意がある」「無反応だから脈なし」と決めつけてしまうと、相手の状況を見誤ってしまうことがあります。まずは見えた事実と、まだ分からない推測を分けて整理してみましょう。

見えたことまだ分からないこと対応を考えるなら
受け渡しのとき、一度手が触れた偶然か、意図的か、恋愛感情があるか物や手の位置、そのときの用件を整理。嬉しいなら短いお礼から話す。
何度か同じように手が触れた回数だけでは意図や本命かどうかは決まらない同じ渡し方が続いているかと、自分が今後どう受け取りたいかを整理。嫌なら方法を変える。
触れた後に笑った、謝った、手を引いたそれぞれの反応が恋愛感情を表すか実際の言葉や用件へ返す。表情の意味を決め付けず、迷うなら保留する。

相手が恋愛感情を持っているかどうかを確かめたいときは、触れた回数や一瞬の表情から好意を採点しようとするのではなく、相手が実際に話した言葉や普段のコミュニケーションに目を向けましょう。

相手の気持ちを試すためにわざと触れ返したり、渡し方を変えて反応を観察したりする必要はありません。大切なのは、相手の頭の中を暴くことではなく、あなたがこれからどう接したいかです。

手が触れたあとの接し方|嬉しい・迷う・嫌な場合

相手の心理を無理に特定しなくても、あなた自身の気持ちや希望に合わせて接し方を選ぶことができます。状況に合わせて3つの対応を見ていきましょう。

嬉しいなら、お礼から短く会話する

あなたが相手に好意を持ち、手が触れて嬉しかった、もっと話してみたいと感じるなら、受け渡しの用件に沿ったお礼から自然な会話を始めてみましょう。

たとえば、「ありがとうございます、助かりました」と笑顔で伝え、仕事の進み具合やその日の話題を短く振ってみるのが自然です。

ただし、手が触れたこと自体を恋愛の進展と過信したり、相手の好意を確かめようとわざと触れ返したりする必要はありません。嬉しかった気持ちと、次回以降も身体接触を望むかどうかは分けて考え、仕事の状況に合わせて無理のない会話を重ねていきましょう。

迷うなら、いったん保留してよい

手が触れて戸惑ったり、相手の意図も自分の感情もまだ分からなかったりするときは、その場ですぐに白黒をつける必要はありません。

相手が何か言葉をかけたなら用件として落ち着いて返し、仕事が終わった後も普段どおりの態度で接していて大丈夫です。

触れた回数を数えて悩んだり、その場でうまく反応できなかった自分を責めたりする必要はありません。相手の説明があれば耳を傾けつつ、自分がその相手と今後どのように関わりたいのかをゆっくり整理していきましょう。

嫌なら、手が触れない渡し方を選ぶ

手が触れることに不快感や抵抗を感じるなら、相手に悪気があったかどうかに関わらず、手が触れない受け渡し方に変えてほしいと伝えてよいのです。

公的な実務資料である高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)「特性対処のヒント集」でも、仕事の中で物の受け渡し時に手が触れることを避ける具体的な工夫として、机やトレイを使用することが挙げられています。

物を安全に置ける場所であれば、たとえば「ここに置いてもらえると助かります」と伝えたり、はっきり言える場面なら「手が触れるのが苦手なので、机に置いてもらえますか」と落ち着いてお願いしてみましょう。

相手の好意や意図を立証できなくても、自分が心地よく仕事をするための受け取り方を希望として伝えてかまいません。

嫌な接触が続く・断りにくい職場では

渡し方を変えてほしいと直接伝えるのが難しい場合や、不快な接触が何度も続くときは、一人で相手に対処しようと抱え込む必要はありません。距離を置き、客観的な記録を残し、職場の窓口などに相談する道があります。

できる範囲で、いつ、どこで、誰と、どのような受け渡しや接触があったのかを具体的にメモしておきましょう。記録が十分でなくても、信頼できる同僚や上司、社内の相談窓口へ相談することを検討できます。もし相手が上司で相談しにくい場合は、人事担当者など別の窓口を頼ることもできます。

厚生労働省の指針では、職場における性的な言動の例として「必要なく身体に触ること」が挙げられており、セクシュアルハラスメントに該当するか微妙な場合であっても広く相談に対応することが事業主に求められています。一度手が触れた出来事を自動的に法的な問題と決めつけることはできませんが、悩んだり迷ったりした段階でも相談してよい仕組みが用意されています。

社内に窓口がない場合や社内では相談しにくい場合は、厚生労働省のハラスメント相談窓口案内に掲載されている総合労働相談コーナーなどの公的窓口で無料の電話相談を利用することも可能です。なお、国家・地方公務員や公立学校教員などの場合は相談窓口が異なる場合がありますので、公式案内でご自身の職種に応じた窓口区分をご確認ください。

相手への直接の抗議や確実な証拠が揃っていなくても相談は可能です。一人で悩まず、公的な窓口や周囲の力を借りてくださいね。

月森 あかり

困っているときは、相手に直接言えなかった自分を責めなくて大丈夫です。相談することも、自分を大切にする一歩ですよ。

物の受け渡しで手が触れたとき、相手の本心を正確に見極めるのは難しいものです。だからこそ、相手の心理を当て推量することにとらわれず、お礼から会話を広げるのか、普段どおり接して保留するのか、机を使って渡し方を変えるのか、必要なら相談するのか、あなた自身の安心と希望を基準にこれからの接し方を選んでみてくださいね。

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