SNSや会話の中で、「INFP」や「ENFJ-A」といったアルファベットの組み合わせを見かけて、「一文字ずつにどんな意味があるの?」「自分のタイプや相手のアルファベットをどう読めばいいの?」と気になったことはありませんか。
MBTIで見かけるアルファベットは、左から順に「E/I」「S/N」「T/F」「J/P」という4つの位置に対応しており、それぞれ関心の方向、情報の受け取り方、判断の仕方、外界への接し方を表しています。
また、結果の末尾に「-A」や「-T」がついていることがありますが、これは性格診断サイト「16Personalities」独自の指標であり、正式なMBTIの4指標とは分けて読むのがポイントです。
タイプごとの詳しい性格解説をすべて暗記しようとしなくても、文字の位置と役割さえ押さえれば、手元のアルファベットを迷わず読み解けるようになりますよ。
英字が並んでいると難しく見えますが、4つの場所に入る文字の意味がわかれば、手元の結果もすっきり整理できますよ。
SNSで見かけた4文字に首をかしげる場面を、4ページの漫画にしました。
※この漫画はフィクションです。横にスワイプして読めます。
まずは、基本となる4文字の順番と、それぞれの位置に入る文字の意味を一覧で確認してみましょう。
MBTIの4文字は何の略?順番と意味を一覧で確認
MBTIの4文字は、左から「E/I」「S/N」「T/F」「J/P」の順で、各位置にある一対の文字のうち、どちらか一方が入る組み合わせでできています。
手元のアルファベットを左から1文字ずつ照合すれば、すべてのタイプの特徴を覚えなくても、その文字が何を表しているのかを確かめることができます。
| 位置 | 文字と正式名称 | 表すこと |
|---|---|---|
| 1文字目 | E:Extraversion(外向) I:Introversion(内向) |
関心やエネルギーを自分の外側と内側のどちらへ向けるか |
| 2文字目 | S:Sensing(感覚) N:Intuition(直観) |
具体的な事実や経験を見るか、全体のつながりや可能性を見るか |
| 3文字目 | T:Thinking(思考) F:Feeling(感情) |
論理や原則を大切にするか、人の気持ちや価値観を大切にするか |
| 4文字目 | J:Judging(判断的態度) P:Perceiving(知覚的態度) |
結論や区切りを決めて進めたいか、選択肢を開いて柔軟に保ちたいか |
※上記の一覧に掲載している英語名と日本語表記は、MBTIの理論にもとづく正式な名称です(英語名はMyers & Briggs Foundationの指標説明、日本語名は日本における出版元のJPP Web Service FAQを参照)。
これらの4つの指標は、その人がどちらの指向を自然に好んで使うかを表したものです。どちらか一方の能力が優れている・劣っているという優劣を示すものではなく、人は状況や場面に応じて両方の側面を使っています。
アルファベットの表記に関する補足
文字の読み方や表記について、知っておくと役立つポイントがいくつかあります。
まず、MBTIという名称そのものは「Myers-Briggs Type Indicator(マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標)」の略称です(日本MBTI協会「MBTIとは」)。
また、「直観は英語でIntuitionなのに、なぜ頭文字の『I』ではなく『N』を使うの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。これは「Introversion(内向)」ですでに「I」が使われているので、重複や混乱を避けて「N」を使うという表記です(出版元の公開見本PDF)。
直観が「N」なのは、内向の「I」と重ならないように工夫された表記なんですね。理由がわかるとすんなり覚えられます。
なお、ネット上で広く知られている無料診断サイト「16Personalities」では、Sを「現実型」、Nを「直感型」、Jを「計画型」、Pを「探索型」などと画面上で呼ぶことがあります。これらは各サービスにおける表示用語の違いであり、正式なMBTIの理論と完全に同一のものとして混同しないように確認しておきましょう。
末尾のA・Tは何?INTJ-Tの表示で読み解く
自分の結果やSNSの投稿を見たときに、「INTJ-T」のように5文字目がついていたり、「Tが2回出てくるけれど何が違うの?」と疑問に感じたりすることがあるかもしれません。
末尾にある「-A」や「-T」は、性格診断サイト「16Personalities」が設けている5つ目の尺度(Identity)です。
正式なMBTIの理論にはこの末尾の文字は含まれておらず、3文字目の「T(思考型)」と末尾の「-T(激動型)」はまったく別の指標を表しています(日本MBTI協会の注意案内、16Personalitiesのモデル説明)。
16Personalitiesの表示例:INTJ-T の構造
文字の位置と意味の違いを、16Personalitiesの表示形式を使った説明用の例で整理してみましょう。実在する人の結果ではありません。
ハイフン前の4文字:INTJ
- 1文字目:I(内向型)
- 2文字目:N(直感型)
- 3文字目:T(思考型)――判断の仕方を表す文字
- 4文字目:J(計画型)
ハイフン後の文字:-T
- 末尾:-T(激動型)――Identityを表す文字
ここで使っているのは16Personalitiesの名称です。同サービスはMBTIと似た文字列を使いますが、正式なMBTIにIdentityだけを追加した同じ検査ではありません。
たとえば、友達同士で結果を見せ合うときには、次のように位置を確かめてみるのも一つの方法です。会話は編集部が作成した架空の例です。
「私の結果にTが2回入っているんだけど、同じ意味なのかな?」 「3文字目のTは思考型、ハイフンの後ろの-Tは激動型。同じTでも別の意味なんだね」
このように、文字がある場所が「3文字目」なのか「ハイフンの後」なのかを区別すると、手元の結果がとてもすっきりと理解できます。
同じTという文字でも、「3文字目」と「ハイフンの後」で役割がまったく違います。場所を意識して見てみてくださいね。
末尾の文字について、16Personalitiesの解説では以下のように説明されています(16Personalities公式日本語記事)。
- -A(Assertive/自己主張型):同サービスでは、自分に自信を持ち、ストレスの影響を受けにくい側として説明される
- -T(Turbulent/激動型):同サービスでは、自分を意識し、ストレスに敏感な側として説明される
これは自分の判断への向き合い方を説明する同サービス独自の分類であり、どちらが優れている・心が強いといった優劣や、心身の健康状態を示すものではありません。
末尾のAとTの詳しい違いや背景についてさらに知りたい方は、当サイトの解説記事「MBTIのAとTの違いとは?」もあわせて参考にしてみてください。
文字が分かったら、知りたい指標を詳しく読む
4つの文字の並び順と、それぞれの位置が持つ役割が整理できたら、手元のアルファベットの中で今の自分が最も気になっている文字を1つ選んで、その詳しい特徴や具体例を見てみるのがおすすめです。
ただし、検査結果として表示される文字列は、あくまで自己理解を進めるための手がかりのひとつにすぎません。
日本MBTI協会でも、アルファベットの記号だけで人を分類・診断するのではなく、「自分の心を理解するための座標軸」として用いながら、自分自身への理解を深めていくプロセスそのものを重視しています(日本MBTI協会「MBTIとは」)。
文字の並びだけを見て「あの人はTだから共感してくれない」「自分はPだから計画性がない」と決めつけてしまうのではなく、お互いの違いを尊重し、心地よいコミュニケーションをつくるヒントとして活用していきましょう。
日常の会話や生活の中で気になった文字があれば、以下の記事でより詳しい場面例を確認できます。
| 知りたいこと | 詳しい解説記事 |
|---|---|
| 2文字目:情報の受け取り方の違い | S(感覚)とN(直観)の違い |
| 3文字目:判断するときの重視点 | F(感情)とT(思考)の違い |
| 4文字目:外界への接し方や予定の立て方 | J(判断)とP(知覚)の違い |
| ハイフン後:自信やストレスへの向き合い方 | A(自己主張型)とT(激動型)の違い |
気になる文字から1つ選んで読んでみるのがおすすめです。意味が確かめられたら、その場で確認を終えても大丈夫ですよ。
アルファベットの位置と意味がわかるだけでも、手元にある結果の見え方が大きく変わってくるはずです。気になる文字の解説をのぞいてみたり、日常のコミュニケーションのヒントにしたりしながら、無理のないペースで役立ててみてくださいね。




